燃料電池車はどこへ
燃料電池車を初めて知った時、なんて素晴らしいエネルギーなんだ、
これが普及すれば地球の未来は明るい…と思った人も少なくないだろう。
何しろ排出するものは水だけ。
テレビでは排出パイプからポタポタと水が滴り落ちる様が紹介され、
これっぽっちの水が出るだけだと強調される。
政府機関で早速導入というオマケのニュースまでついて、
あとはガソリンスタンドならぬ水素スタンドさえ街じゅうにできれば世の中変わるぞ!
何年くらいかかるだろうか?と期待もした。
燃料電池車とは水素と酸素を反応させ電気エネルギーと水を生成する。
昔、理科の実験でやった水の電気分解は水に電気を通し水素と酸素に分解するものだが、
その全く逆のことである。
しかし、あれから何年が経つだろう?
記憶が間違っていなければ小泉政権の頃だからずいぶん年月が過ぎている。
水素スタンドもなければ燃料電池車の話題さえサッパリだ。
問題は数千万から億単位の車体価格と自然界にはない水素の製造にある。
水素を作る為にはエネルギーがいる。
ここで化石燃料を使えば、車を動かすのに二酸化炭素を排出しない事など
何の意味もなくなってしまう。
そんなわけで燃料電池車の未来はまだまだ前途多難、我々の手元に来るのは、
いつの日だろう?